隠れオタク黙示録

まだまだ日の浅い隠れオタクな私がリアルの人達にバレずにこれからのオタクライフをインターネットで発信し、半隠れオタクを満喫するブログ。

 

魔法少女リリカルなのは Detonation 感想

戦闘で魅せた、なのはフェイトはやての主人公達。

 

人間ドラマで魅せた、シュテル・レヴィディアーチェのマテリアルズ。

 

根本は惑星エルトリアを救うこと。母星を想い、命を賭してもがいたユーリイリスキリエアミティエの新キャラクター達。

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悪者は誰もいません。

「Reflection」では最初にキリエ、次にイリスが嫌悪感を抱く程に悪く描かれました。そして「Detonation」では更に追加キャラクターとして、悪人(敵)が登場します。しかし、本当に悪い人は誰もいませんでした。私はそう感じました。

 

あと、1st、2ndの映画と比べてはいけません。(大切)

 

 

Detonationネタバレ感想↓

 

まず最初に余談ですが、映画館って凄いですね・・・。5年ぶり位に映画館に行ったって事もあるのですが、音が凄すぎます。レヴィの雷光(蒼の稲妻)のシーンなんかは重低音でションベンちびりそうになりました。

あと、なのはが砲撃した時の音もシビれましたね。

まだ観てない方は、こんな感想読んでる場合ではなく、早く映画を観に行くべき。そして色紙貰うべき。(私はイリスだった)

 

 

戦闘について

戦闘では本作の主人公たち、そしてヴォルケンリッターが魅せてくれました。

けれどシグナムが弓を多用していたのは、カッコよかったけど残念だった。(心の声)

 

しかしまあ、後編も前編と同じく戦闘てんこ盛りッ!!本当お腹いっぱいだよ

戦闘はヒキで蛍が飛んでる様に、光が尾を引いてドラゴンボールみたいに戦う映写が多かったかな。

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てんこ盛りの中でも記憶にこびり付いた、なのはがラスボスに顔面パンチ☆が忘れられません。全力全開☆

「ローゼンメイデン」で真紅が水銀燈に顔面パンチしていましたね。このシーン見て真っ先にそれを思い出しました。

今までバチバチに砲撃していたのに、最後は肉弾戦で締めくくったのは熱かったし、度肝を抜かされました。賛否両論な気がしますが、私は好き。

 

フェイトは戦闘中に白いマントが映えてカッコよかった。作画もキャラクターの中で1番好みです。戦闘がもっと凝っていたら「Detonation」は、フェイト映画になっていたと思う。

はやてシャマルヴィータはザコ敵を掃討する時の、技のダイナミックさが気持ちいい。シャマルこんなだっけ・・・?

ザフィーラは声聞いただけでテンション上がったけど、シグナムは弓を乱用。剣使ってクレメンス・・・。好きなキャラだけに本当に残念。

 

けれどそんな既存キャラクターたちも、登場頻度は新キャラクターたちに押され気味。というか圧倒的に。

あと今回も戦闘ばかりなので、どのキャラクターに対しても感情移入が困難でした。戦闘半分くらいに削ってもっとキャラクター達の物語を見たかった。もっと知りたかった。無念。

 

マテリアルズについて

マテリアルズについては少ない尺に関わらず、「Detonation」に素晴らしい傷跡を残しました。

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ユーリとの過去の物語をしっかり描いてくれたから、助けだそうとする本気が伝わったし、シュテルレヴィ王様(ディアーチェ)に対しての忠誠心も見事。思わず涙腺が緩みました。

「全部が感動の嵐だった」とレビューしている方がいましたが、私個人はこのシーンだけでした。

マテリアルズが「Detonation」に登場してこの映画は少し救われたと思います。

今回の映画で、この3人は主人公達と同じくらい好きになったし、何より最後に再生してロリっ子になったのは最高で至高。猫ちゃんバージョンも可愛い。

ロリっ子シュテルに限っては、サ行の発音が上手く言えてない感じも可愛かったです。

(1週目の特典の説明もマテリアルズに見惚れて頭に入ってこなかった。そんくらい輝いていた)

マテリアルが輝いていたのは、しっかりとキャラクターの過去と心情を描き、私達が感情移入する事が出来たからだと思う。

 

惑星エルトリア組について

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そして、惑星エルトリア組の新キャラクター達。

復讐の念に翻弄されて、それに駆られつつも最後には受け止めたイリス。彼女は「Detonation」で印象が大きく変わったひとり。

 

過去の罪を被り、この映画のキーマンになるユーリ。彼女がいたからこそ悪い意味ではなく、今回の事件が動きました。

 

「Reflection」ではイリスに良いように使われていたが、最後にはイリスを許し、受け入れたキリエ。彼女のキャラデザが凄く好き。映画の内容によっては絶対に人気出たと思う。

 

アクセラレータがマジ強いお姉ちゃん。彼女は戦ってばっかでした。

妹想いの苦労人です。

 

ラスボスでありながらも、「惑星再生委員会が解体されなかったらどうなっていたか」と、最後にifを考えさせられた所長。悪人には違いないけど、この言葉でどうしても、所長もある意味の犠牲者に思えてしまいます・・・。

 

とりあえずこれだけは言える事が、最後にはエルトリア組のハッピーエンドを見れてよかった。凄く微笑ましくて、ここだけでもこの映画を観る価値はありますね。

あとエンディングでは、なのは達の卒業よりも多くシーンがありました。(笑)

 

映画全体の評価は、キャラクター抜きで考えると、面白いかどうかは分かりませんでした。

新たに好きなキャラクターができた事、またなのは、フェイト、はやてに出会えたと考えるならば面白かったと思います。ただ、その魅力溢れるキャラクター達が、ストーリーと演出に殺されているのは、かわいそうと感じたのがこの映画の感想です。

 

その他

全体を通して、戦闘中に挿入歌が多かったです。やはりBGMがあると盛り上がりは違います。けれども・・・。バトル映画として割り切って観るのが正しいと思う。

 

その他に思う事は、グロ映写を抑えて欲しかったです。シュテルの腕が切られた時は泣きそうになりました。見ていて痛々しいのが、どのシーンも辛かったです。私はグロに耐性がある方だと思いますが、「魔法少女リリカルなのは」では嫌だ。

この作品でグロは別に見たくもなんともないです。マジ勘弁。

 

さあ、今回の劇場版で主要メンバーが小学校を卒業してしまいました。少女の終わりです。

もし次があるのならば、アニメでは描かれなかった中学生編でしょうか?それとも「StrikerS」?

トゲトゲしていた頃の戦闘機人とキャロに会いたいけれど、もちろん中学生編も観たい。両方やってくれるなら万々歳なんですがね。

希望する事は、監督もろとも総入れ替えして作って欲しい。

いつになるか分かりませんが、特報を待ちましょうか。

 

www.kakure-otaku.com

 

 

以上で感想を終わります。

読んで頂き、ありがとうございました。

 

あとまだ観ていない方で、SLB(スターライト・ブレイカー)があるか気になっている人が多いみたいですが、残念ながらありません・・・。