【ネタバレ感想】360°VRアニメ「夏をやりなおす」(CV 小澤亜李)
「夏をやりなおす」
少し寂れた雰囲気の校舎に向かってグラウンドに立つ主人公。(VR装着ぼく)
遠くでしゃがみこんでいる女の子に歩み寄る。
山には夏雲が漂い、見上げれば蒼穹が広がっている。
蝉の鳴き声がうるさく耳を突く。ツクツクボウシもかすかに鳴いているだろうか。
女の子がこちらに気づいて立ち上がる。
セーラー服を着ていて、空と同じ色のスカーフを付けた可愛い少女だ。
背は私よりも少し小さい。
そして少女が口を開く。
「ずーっと、待ってたんだよ。あの夏から……」。
誰も居ない静かな教室に、遠くを見渡せる渡り廊下と、ノスタルジックを感じさせるシーン。
綺麗なピアノの旋律をBGMに、あの夏を振り返る。
※実際は360°見渡せるから、女の子が目の前にいても、私はグルグル周りを見渡してばかりいました。笑
詳細情報
VR対応デバイス: | パソコン、iPhone、Android、Gear VR、Oculus Go、PlayStation VR |
配信期間: | 2018/12/07 ~ 2019/06/06 23:59 |
収録時間: | 6分 (HQ版:6分) |
出演者: | 小澤亜季 |
シリーズ: | ---- |
メーカー: | クラフター |
コンテンツタイプ: | パノラマ |
ジャンル: | アニメ ハイクオリティVR |
あらすじ
夏の強い日差し。蝉時雨が聞こえる校舎。そこに、ひとりの少女が背中を向けてしゃがみこんでいる。自分の存在に気づいた彼女は立ち上がり、話しかけてくる。「ずーっと、待ってたんだよ。あの夏から……」。彼女の口から次第に明らかにされる「あの夏」の真相。会いたかった人は、会ってはならない人だった……。VRの為につくられたオリジナル作品。主題歌は、注目を集める3人組音楽ユニット「ケラケラ」(ユニバーサルシグマ所属)による同作タイトル『夏をやりなおす』です。
感想
評価を見てもらえば分かりますが、平均評価が4.75点。
わずか6分の動画にも関わらず物語がありますし、仮にも映画館上映された作品でもあります。私自身も☆4.5くらいの評価です。
PSVRでも視聴可能な通常版を視聴しましたが(500円でPSVRは通常版のみ)高画質でスマホゴーグルでも視聴できるHQ版(1,000円)を視聴すればよかったと少し後悔。
たかが6分ですが、されど6分。私は出した分の金額に見合う内容だったと思います。
リアルな彼女が目の前にいる感覚を是非とも体験してほしいですね。ドキドキしちゃいます(笑)
ネタバレ ↓↓↓
画面暗転。
「キィィィィィィン」
モスキート音の様な不快な音が鳴り響く。
周りが変わった。赤いフィルター越しで広がる景色。木も校舎も白い雲も、空も全部赤。
少女は悲しそうな顔をしている。
この子の雰囲気も変わった。悲愴感に溢れていて、今にも泣き出してしまいそう。
ここで過去の裏の回想をはさみ、屋上の淵に立つ主人公。(VR装着ぼく)
目の前には、もちろん少女が立っている。
恐るべき勢いで、一気に距離を詰められ抱き付かれる。
そして・・・
ネタバレ 感想
物語が終わった後に記憶にこびり付いたのは、飛び降りてる間にある少女のドアップの顔。
終始、少女は目を閉じていましたが、ここで目をかっぴらいて目線を合わせてきてたらトラウマ確定級の伝説になっていたと思う。
そうじゃないのはテーマがそういうのじゃないんだね。
それにしても最初と最後のギャップがありすぎて、切り替わった瞬間に脳みそが付いていかなかった。
物語は主人公とヒロインの心中。無理心中にも見えたかな。
普通にホラージャンルですね。ありがとうございました。
しかし、エンディングで夜の教室のワンシーンが怖さを薄れさせてくれたとも思う。星空が綺麗だった。
あれですね、寿司食べてる時にリフレッシュするガリ的なシーンだったと思います。
きっと。
6分という短い動画ですが、深いから観終わった後は色々と考察できるのも楽しいですよ。
では読んで頂き、ありがとうございました。