魔法少女特殊戦あすか感想 アニメ原稿用紙一枚半の感想文【第6回】
可愛らしい衣装に身を包んだ可憐な少女達。2019年冬アニメ。
まさしく「魔法少女」を冠するに相応しいアニメではないだろうか。しかし、「萌え」ではない。どちらかと言えば「燃え」である。フワフワした感じは皆無で、人が死にまくっちゃうから困る。そして概念を覆す様なアニメ。本当に魔法少女なの・・・?
あらすじ
謎の生物・地冥界(ディスアス)の侵攻によって危機に瀕していた人類は、不思議な魔法の力を得た魔法少女達の活躍によって救われた…。そして3年後、それぞれの生活に戻った彼女達に、その日常を切り裂く新たな事件が勃発!! 人類の救世主となり“伝説の五人(マジカル・ファイブ)”と呼ばれた魔法少女達は、運命に翻弄されながらも懸命に現在(いま)を生きる…。
魔法少女特殊戦あすか 感想↓
最終決戦を経て生き残った五人。
世界に平和が訪れたかと思いきや、水面下ではまだ火種が燻っていた。力を利用し人類に危険をもたらす存在が・・・。
大鳥居あすか(ラプチャー)
主人公のあすかはとても繊細な女の子。戦争で多くの仲間を失い、心が擦り減ってしまった。
戦いに戻るべくして戻った訳だが、彼女が時折見せる悲しくも切なげな表情が印象強い。
目元のホクロがチャームポイントで、主人公に相応しいビジュアルである。可愛いと言うよりカッコいい。
豆腐みたいなメンタルで少し挫けやすい。しかし、憧れだった魔法少女として地獄の様な世界で、もがくあすかの姿が痛々しくもありながら、視聴者は目を背けられない。
鬼の様な強さを誇るが、どこか守ってあげたくなってしまう儚さも合わせ持つ。
夢源くるみ(ウォーナース)は、お色気&百合&拷問担当の女の子。あすかの事になると少し我を忘れてしまう普通にやべー奴。
けれど、くるみには悲しい過去があるから第一に応援してしまうキャラクター。
8話、くるみの拷問シーンはエグさの極み。
「マジカル☆スパンキング」という、パワーワードはきっと死ぬまで忘れないと思う。
ミア・サイラス(ジャストコーズ)と
タマラ・ヴォルコワ(フェーニクス)は普通にカッコいい。最終決戦の後も戦い続けてきたからなのか、プロフェッショナル感が凄まじい。チャイナ娘は割合。
そんな彼女らと戦う敵が、カワイイ顔して気持ち悪い。
ハロウィン級だとヤバイらしいのだが、おぞましさも合わさり私には違いがよく分からない。それら力を使うバベル旅団も得体が知れないし、アビゲイル (ピックシザーズ)の狂気じみた女王様への心酔と、可愛いのにいきなり激高して叫びだすのが恐い(ガチ)眉間にシワ寄せすぎなんだよ・・・。
しかし、とにかくグロシーンがよく目立つ。
爽快なシーンもあるのだが、バッサバッサとモブキャラが死にまくる。
他には拷問のシーンや、可愛い女の子の腕が吹っ飛んだ時には呆気に取られた。
でも、これらのグロさがあるから他の「魔法少女」と一線を画していると思う。しかし、グロさで戦闘に目がいってしまいがちだが、私はおまけ程度とみています。人間ドラマと人間の葛藤を主としているんじゃないかな。たぶん。
魔法少女特殊戦あすかは、時々シュールさを感じる場面もあり、少し前の世代のアニメみたいな感じを受ける。でも、この感じが物凄く好き。
では読んで頂き、ありがとうございました。
ちなみにOPがドチャクソカッコいい。nonocさんが歌うKODO。
今期で一番好きなOPで、もちろんポチりました。