結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-』のタイトルで、『結城友奈は勇者である』のテレビアニメ第2期前半作品として2017年10月から11月まで放送された。 

また、放送に先駆けて、同年春より、3章に分けて順次先行劇場公開された

  • 第1章「ともだち」 2017年3月18日 全国公開
  • 第2章「たましい」 2017年4月15日 全国公開
  • 第3章「やくそく」 2017年7月8日 全国公開

引用:鷲尾須美は勇者である - Wikipedia

 もちろん根本は違う認識だが、「わすゆ」あっての「ゆゆゆ」であると考える。
そして、「勇者であるシリーズ」をまだ観た事がない人は、「ゆゆゆ1期」「わすゆ」「勇者の章」三作品をどの順番で観ればよいのか、分からなくて戸惑うと思う。
放送順で観てしまえば楽かもしれないが、その順番ではなく「わすゆ」→「ゆゆゆ1期」→「勇者の章」と鑑賞する事を強く推奨する。
人によっては、1期の7話まで観たらわすゆを観てその後に1期の8話を観る~など、楽しみ方と観かたは無限大に存在する。

ちなみに私はこちらのサイト様を参考にして視聴しました。

個人的なおすすめの視聴順はこう(鷲尾の話数はアニメ版)

 鷲尾1話結城1話、2話鷲尾2話結城3話、4話鷲尾3話、4話結城5話、6話、7話鷲尾5話、6話結城8話以降勇者の章

※【ゆゆゆ初見の人向け】あなたは「結城友奈は勇者である」を見てはいけない!

 

結城友奈は勇者である感想

(ネタバレあるから気をつけてね) 

 

「結城友奈は勇者である」の代名詞とも言える言葉は、「満開」ではないだろうか。
そして、その満開に表裏一体として存在するものは「散華」。

四国に襲来した最後(仮)のバーテックスに対抗して第5話で夏凜を除く四人が満開し、絶大な力を用いて敵を殲滅しました。
戦いが終わってから友奈は味覚が無くなり、風先輩は左目の視力、樹は声帯、ぼた餅は左耳の聴力と、それぞれ原因不明の障害を発症。

 そして物語が大きく動き出した、第8話「神の祝福」。

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乃木園子から、今まで勇者部一同が使用してきた満開と勇者システムについて語られました。

 「満開のあと体のどこかが不自由になったはずだよ。それが散華。神の力をふるった代償。華ひとつ咲けばひとつ散る。華ふたつ咲けばふたつ散る」

 更に使役できる精霊の数は、障害がある数に比例するということ。
そして合計21体もの精霊を有する、園子の計り知れない悲しみと心の痛みは、見た目のインパクトと相まって一気に「乃木園子」が好きになり、救済を本気で祈ったヒロインにもなりました。

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もちろん、両目の視力と両耳の聴力を失った三好夏凜にも言える事であり、仲間の為に自分の限界を超え、満開して咲き乱れた二人はカッコよさと美しさが掛け合わさり、キャラクター人気投票でも上位に位置するほどの、人気を誇るのではないでしょうか。

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とりあえず8話を観始める前には必ず「わすゆ」を観終わっておかなければなりませんね。

 

この8話を経てから観えてくるのは心苦しさを感じた。その時やっと「新日常系」の意味が分かった気がした。

テレビアニメ『結城友奈は勇者である』の制作局であるMBSの前田俊博プロデューサーが、毎日新聞デジタル(まんたんウェブ)内のインタビュー記事exitにて言及した。

一般的な「日常系アニメ」が、平穏な日常をなだらかに描いていくことで視聴者に安心感や癒しをもたらすのに対し、本作品ではそのような平穏な日常と、その日常を脅かすような過酷な状況を対比して描くことにより、「平穏な日常」が如何にかけがえのないものであるかということを視聴者に強く印象付ける構成になっている。

前田氏の言葉を借りてより簡潔に表すならば、
日常系→「日常っていいよね(共感)」
新日常系→「日常っていいよね(痛感)」

新日常系とは (シンニチジョウケイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

あって当たり前なものはとても大切なもの。と、私は解釈する。健康などもそうですが、同じくらい身近のもので例えると家族やペット、恋人や友達も当てはまるのではないでしょうか。

「失ってから気づく大切さ」。何事も当たり前ではないんですよね。

 そして最終話。散華しまくりで植物人間状態となってしまった友奈ちゃん。彼女のことを思うと発狂しそうにもなりました。
最終的には全員、復活したのでハッピーハッピーなのですが、それらの説明やその他の伏線回収も合わせて「勇者の章」へと続きます――。

 

「結城友奈は勇者である」は満開の事について感想を書きました。本来ならば1万字以上に感想を書けるアニメです。

 「結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-」は全体の感想、「結城友奈は勇者である-勇者の章-」は結城友奈の事についてまた別で感想を書きたいと思います。

 

では読んで頂き、ありがとうございました。

 

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