隠れオタク黙示録

まだまだ日の浅い隠れオタクな私がリアルの人達にバレずにこれからのオタクライフをインターネットで発信し、半隠れオタクを満喫するブログ。

 

凪のあすから感想 アニメ原稿用紙一枚半の感想文【第14回】

凪のあすから コンプリート DVD-BOX アニメ P.A.WORKS [DVD] [Import] [NTSC]

AくんはBちゃんが好き。

でもBちゃんはCくんが好き。

そのCくんは……。

好きって何だっけ?

 

2013年秋アニメ、全26話。

その昔、人間は皆、海に住んでいた。でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。
海で暮らせるように海神様がくれた、特別な羽衣を脱ぎ捨てて……。

海で暮らす人、陸で暮らす人、住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。
海底にある海村で暮らす先島光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木要と地上に暮らす木原紡。
海と陸。中学二年生という同じ年代を過ごしながら今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。

ちょっと不思議な世界で繰り広げられる少年少女たちの青の御伽話(ファンタジー)

引用:http://nagiasu.jp/

 

凪あす 感想 

凪のあすから ORIGINAL SOUNDTRACK 1

海底に沈む「汐鹿生」に産まれた少年・少女たち。


印象深いのは26話、最終回で光の台詞。
「誰かを想えば誰かが泣く。誰かを犠牲にして傷つけて、そんなのが好きって気持ちなら……、人を好きになるって、最低だ」


『潮留美海』の気持ちが自分に在ることを知っていた。それでも、『木原紡』の事が好きな『向井戸まなか』を好きでい続ける『先島光』。 

 

「凪のあすから」を視聴する前は、登場人物が"中学生"だということに不安を覚えていた。

個人的な感覚だが、主要人物が幼いとどうしても、内容が薄くなってしまうのではないか。と思っていた。

でも、もしこれが高校生で、大人へ片足を突っ込んだ年齢だったら「好き」という感情にも深みが出るんじゃないかな。と最初に印象付けていた自分…
…しかし違う、違ったのだ。


前述の光の台詞からも分かる通り、大人が持ち始めていない、持っていない純粋な恋心だからこそ、その「好き」という感情が際立つ。

大人である私から見ると、あまりに眩しくて直視できない。でも、他人を思いやる気持ちを持っている彼らの方が、私よりもずっと大人なのかもしれない。
だからなのか、不思議と子供達が持つ恋愛感情に幼さを感じない。

冷静で落ち着きのある紡、自分の気持ちを誤魔化してきたちさき、幼い頃から傍観者である事を貫き陰ながら「好き」の感情を抱いていた要、年齢にそぐわないキャラと作画やBGMも相まって、中学生なのにどこか大人びた感情を感じさせてくれた。

 

もし第1章で14歳という中学生ではなく、高校生(プチ大人)の状態で冬眠に入り、時が経った第2章で同じく浦島太郎状態だったとしても、ちさきや紡から感じた恋愛感情について、光と要はそこまでギャップとショックを感じなかったのではないでしょうか。
グチャグチャな好き模様と嫉妬が入り混じり、ドロドロ、ハラハラを常に感じさせてくれていたが、観終わった後には爽やかさがある。

みうな大すこ。

 

聖地である三重県の熊野市にも、いつかは行ってみたいな。

では読んで頂き、ありがとうございました。